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橋名板の不思議

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藍本の波田橋から北東へ武庫川沿いに続く美しい桜並木。4月初旬、車を走らせ満開の桜と風にたなびく鯉のぼりのコラボレーションを愉しんできた。  橋の袂で写真を撮っていたら人の良さそうな軽トラのオッチャンに「どこから来た?」と笑顔で声を掛けられた。 「神戸市北区から。オッチャンは近所の人?」 「東条や。散髪に来たついでにサクラ観に来たんや。きれいやな〜」  そんな会話が続いたので、ふと直前に感じていた疑問をオッチャンに投げかけてみた。  「ここに橋の名前が彫ってあるンだけど『むこがわ』じゃなくて『むこうがわ』って書いてあるの。左側は『いわくらばし』、どっちも平仮名で書いてあるんだけど、どうして真ん中に『う』が入っているのかしら??」  すると、オッチャン曰く 「あっち側は漢字で彫ってあるはずやで。橋の名前は川上を背にした時右岸は漢字、左岸は平仮名で彫るンや」と。  「へぇ〜知らんかった!考えてみたこともなかったけど…」と言いながら 橋を渡って右岸に行ってみると、確かに『武庫川』『岩倉橋』と彫られていた。 「何で?全国各地全てそういう決まりがあるの?!」という質問には答えてもらえないまま、オッチャンは「じゃあ、な」と手をふって去って行った。    桜の見頃のあと、一旦片付けられた鯉のぼりが4月29日からまた藍本の皐月の空に泳ぐらしい。ドライブがてら新緑の野山をバックに悠々とおよぐ鯉のぼりと『むこうがわ』の橋名板を見に行ってみませんか?!   さて、5月号発行日は明後日28日。ゴールデンウィークは「遠出を避けて近場で過ごす」という方も多いことでしょう。地元のNewオープン情報などを参考に『地元愛満載』の休日をお過ごしくださいね。(編集室/ちぇけら・ケイ)