足し算と引き算の縁

先日、フジテレビを退社しフリーになったばかりのアナウンサーが悪性リンパ腫と闘う中で語った『「足し算の縁と引き算の縁」の考え方』に注目が集まっていました。
東日本大震災の取材時、最初は「人が亡くなった・行方不明になった」と引き算で考えて話していたが、途中から「あの人に会えた・この人と知り合った」と足し算の縁を話す人が増え、学ぶことが多かった。病気に罹ったことで最初は山のような仕事のキャンセルばかり考えていたが、「病気のおかげで新たな出会いがあるはず」と足し算の縁と考えて気持ちを切り替えて闘っていく、と決意を語っておられた姿が印象的でした。

このニュースの少し前、1月号記事の取材でユピテル三田に伺った折りに聞いたのも「足し算と引き算」の話。ただし、こちらは『介護』に関する「引き算」の勧め。
とかく、介護者は足し算(全部して差し上げる)の介護は上手だが、引き算の介護(必要最小限の援助で、出来ないところだけを手伝う介護)は苦手。徘徊・一人歩きが心配だからと活動を抑えてしまったり、病気や怪我の回復後もつい車椅子のままの介助を続けていたりすることは、歩行不能者を作ってしまうことになりかねない。だから介護は、過介護にならない「引き算」を心がけなければいけない、とのこと。
人それぞれ、置かれた立場や状況に応じて足し算や引き算、そして時には掛け算も取り入れて自分らしく暮らしていけたらいいですね。

周りにクリスマス気分漂う中1月号の色校正も無事終わり、あとは26日の納品日を待つだけ。新年号なので各配布スタッフさん宅で暫く「熟成」させ、大晦日午後から5日までに配布します。恒例の「1万円が当たるお年玉クイズ」もあるのでお楽しみに〜!
MerryXmas  &  A Happy New year
来たる2020年もご愛読のほど宜しくお願い致します。
(編集室/ちぇけら・ケイ)

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